帰国 理系大学受験

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筆者の子は、中学2年と小学5年で渡米したわけですが、先のことは何も考えないまま、連れてきてしまいました。これがあとあと苦労させることになるとは...。進学を日本でと考えている場合は、渡米前に真剣に考えましょう。

日本は原則、高校では9年の、大学は12年の教育課程を卒業(受験時は卒業見込み)しなければ、受験の資格がありません。しかし、アメリカと日本の、新年度のスタート時期の違いが、日米間で高校や大学に進学しようとするとき問題になります。日本の学校年度は4月から始まり3月に終わるため、それに合わせて4月2日生まれ~翌年4月1日生まれが同じ学年となります。アメリカの場合は、9月から始まり8月(実際は6月)に終わるため、それに合わせて9月1日生まれ~翌年8月31日生まれが同じ学年となります。

考えてあげるべきポイントはここです。4/2から8/31までに生まれた子は、そのまま編入しても良いと思いますが、9/1より後に生まれた子は、どうにかして1学年上のクラスに編入できないか考えてみてください。帰国時に冒頭の問題を抱えることになります。

9/1以降に生まれ、そのままの学齢で編入した場合、6月にならないと卒業したことになりません。なので、6月に帰国して、2月まで半年強しか受験の機会がありません。それまで勉強しておけばいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、おそらくその時間をとるのは難しいと思います。

英語の勉強に時間をとられる。高校生はどうしても単位を取らないといけないので、現地校を適当にやり過ごすこともできない。日本の受験勉強もしないといけない。

現地校の成績は、国や学校によって制度が違うので重視されないというご意見も耳にしますが、特別悪い成績ではないという前提だと思います。GPAが3.3くらいで、日本の評定平均4に該当します。学期で1個Cがあると、3.2に届きません。なので、最低でもCは取らないようにしないとと考えるとあまり現地校をおろそかにはできません。

学校を選ばなければ、帰国受験は一般受験より楽かもしれません。ただ、学校を選ぶとさらに理系を選択した時点で、日本の一般受験生よりハードルが上がるような気がします。

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